#1 Rock’n Rouge

今週のスポットライト

昭和ポップスやシティポップには、まるで映画のワンシーンのような情景が浮かんでくる曲がたくさんあります。

このシリーズでは、何度も聴いた思い出の一曲を取り上げ、特に好きなフレーズを味わいながら、その曲の世界に浸っていきます。

松田聖子 『Rock’n Rouge』

  • カネボウ’84春のキャンペーンCMソング 
  • リリース:1984年2月
  • 作詞:松本 隆
  • 作曲:呉田 軽穂(くれた かるほ)
  • 編曲:松任谷 正隆

100万ドル賭けていい アドレスには私きりね

他にも、「髪にグリス光らせて、決めてるけど絵にならない」という歌詞からは、気取っているのにどこか残念な彼氏候補とデート中の女の子の姿が目に浮かびます。

この設定の秀逸さも、この曲の大きな魅力です。

そして、この曲で最もキャッチーなフレーズといえば、

「キッスはイ〜ヤと言っても反対の意味よ」

ではないでしょうか。

このフレーズで、いったいどれだけの男子が勘違いしたことか(笑)。

シグナル変わるまでに I will fall in love

「恋はするもの」ではなく、「恋に落ちるもの」なんですね。

しかも、シグナルが変わるまでのほんの数秒で。

そのドキドキ感が見事に伝わってきます。

そして「will」にも、恋に向かっていこうとする前向きな気持ちを感じます。

作詞家 松本 隆

この歌詞を書いたのが男性だと知ったときは、本当に驚きました。

そして、この曲をきっかけに「作詞家」という存在を初めて意識するようになります。

後になって、自分が「いい曲だな」と思っていた曲の多くが松本隆さんの作詞だったと知り、大きな衝撃を受けました。

さらに、作曲者の呉田軽穂(くれた かるほ)がユーミンこと松任谷由実さんのペンネームであること、編曲を担当した松任谷正隆さんがそのご主人であることを知ったのも、この曲がきっかけです。

Bonus Track

『裸足の季節』は、デビュー曲とは思えないほど完成度の高い一曲です。

初期の頃の少しハスキーな歌声も魅力的で、伸びやかな歌唱が印象に残ります。

『瞳はダイアモンド』は雨の日に、車のフロントガラスの雨粒を見ながら聴くのが大好きです。

ほかにも好きな曲がたくさんありますので、またいつか紹介したいと思います。

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